今日を生きる

あやめの花言葉は良い便り

大逆転裁判1-2クリアしました

Steam版とSwitchを使って大逆転裁判全話クリアしました。

シナリオを20区切りのチャプターで区切ってくれてるのでSteam版でキリのいいところまでやって続きをベッドでSwitchでやりながら寝るルーチンがこの数週間過ごしてました。

 

おかげで実績はSteamとSwitchでバラバラだけどまあ自慢する相手がいるわけでもないし良いでしょう。

 

 

感想

ほら伏線だよ!覚えとき!が多すぎる

アイリスの父親、ジョンHワトソン、アンサッシャー、バスカビル家、首輪、暗号、4人の名前、プロフェッサー事件…

 

亡命ロシア人みたいな特に意味なかったブラフもあるけど最終話で回収するから!って言わんばかりに情報を散りばめてくるからラストへの期待が強すぎて真相が明かされた時そこまでのカタルシスを感じなかった。

ラスボスも初対面から露骨に体制派で怪しかったし追求しても露骨過ぎて「だろうな」くらいの感情にしかなれなかった。

実は彼すら大英帝国の歯車だったって展開を期待したけど、そこまでのスケールになると裁判所で追求できる世界にならないから妥当だったんでしょう。

 

ラスボスがしょうもない

そんな伏線を多数散りばめながら大胆なトリックがある訳ではなくて、18-19世紀のガバガバ倫理の世界で俺は偉いから証拠なんて揉み消せる!というだけなのがあんまりおもしろくない。

 

その捏造の最たる<プロフェッサー事件>もバンジークス(弟)が事情も知らず捏造された出来レース裁判を何も知らずに引き継いでしまい何も追求せず出来レースで終わってるので当事者のバンジークス(弟)がただ純粋に騙されたまま日本人を憎んでる構図で終わったのも最後謝罪してたとはいえ滑稽な顛末だなあと思った。

 

バンジークス萌え

バンジークス(弟)の格好つけてるけど、そこそこガバガバで御剣より素直な所はギャップ萌えなんかもしれん。そこはかわいい。

明らかに捏造で真犯人に心当たりがあった<プロフェッサー事件>を追求しなかったのは許されないけど。

最終話の死神の目星はついたけど、勘違いで違う所いっちゃったとかびっくりして落ちてた銃素手で拾っちゃったとかドジっ子すぎてしんどい

割とそういう所が色んな部分に波及してるからもっとちゃんとして・

 

それと、いうほど死神暗躍してたか???

成歩堂大英帝国入りしてバンジークス卿が法廷復帰してから物語が始まるけど、メグンダル焼死事件は成歩堂の最初の事件でメグンダルに殺害された被害者の息子の放火だったし他に無罪になった夏目漱石ジーナもドビンボーも殺害されてないから、死神は1年間仕事してないのよね。

 

死神は抑止力として必要悪だって論調なら、メグンダル殺害犯が見つかって逮捕された。以降死神の活動がない。なんてストーリーあってはならないしスリのジーナくらいは実行犯に殺害させるべきだったんじゃないか?

てか最後もドーバーを越えてフランスまで実行犯を派遣してるんだからドビンボーも殺しにいけそうだし。

やってること中途半端な印象。

 
<プロフェッサー事件>より<SL9号事件>の方が面白かったかも

明らかにセルフオマージュ元の蘇る逆転の<SL9号事件>

<SL9号事件>のガントは連続殺人犯を逮捕するために捏造を働いたのに対して<プロフェッサー事件>は真犯人を公にしないために日本人に罪を着せた体制に媚びた悪意の事件。

蘇るでは、真犯人が逮捕されて死刑になったことそのものは全員が納得してる。でも、その経緯が不自然だと当時の警察達が必死になって調査していた結果だから彼の考えが正しく報われたのに対して、

大逆転は日本人が犯人だった終わり!で全員が追求もしないで口を閉ざしてるから同情できるキャラが少ない。

バンジークス(弟)すらもほぼ当事者でありながら何も追求せずに鵜呑みにして日本人を逆恨みしてるから、なぜ日本人を恨んでいたのかって謎が薄っぺらくてがっかりだった。

なんだったら、亜双義(父)も取引に応じてるので「死刑なのに余裕がある落ち着いた日本人」からただ「裏取引して脱出する予定だった脱獄未遂」になってしまってる。

亜双義パパ最後にカッコつけてバンジークス(兄)と一緒に遺書をしたためて決闘したところまでかこよかったけど書かせた遺書片手に悪あがきしてたのがぶっちゃけダサい。

真実を明かす身としては無罪を訴えて戦って死んで欲しかった。

 

真相を告げるくらいなら黙って死ぬ覚悟だった悪人達の方が潔い形になっちゃってるのはよくないね。

 

 

文句は多いけど、連日少しずつ進めて面白かったし久しぶりに新しいシナリオの逆転裁判出来て満足。

逆転検事スマホでできるっぽいからやろうか考えてます。