SD-90をつかってみた #まいしゅうDTM
Have you heard ‘20190715"0xc03900"’ by あやめ. on #SoundCloud? #np https://t.co/Bu4alXN2HP#まいしゅうDTM
— あやめ (@big_iris) 2019年7月15日
今更マルチティンバー音源を知る
普通のハードシンセは、複数のBankに音色をStoreして呼び出せるようにはなってるものの、常に発声出来るのは1ch。
そこを内部的に複数チャンネル持って1つのシンセサイザーから複数の音色を呼び出して鳴らせるのがマルチティンバー音源。
RolandのSC-88とかSD-90やネイティブインストゥルメンツのKONTAKTとか
MIDIの規格で1本のケーブルでサポートしてるチャンネル数が16チャンネルしかないので、2つのMIDIケーブル(Inputインターフェース)を用意して16*2の32チャンネルにしてるのがSC-88proやSD-90シリーズ
プロがスタジオでマスタリングしてオーディオに書き出すのなら32チャンネル使えるけど、「ご家庭のGM対応音源で再生してください」ってする場合に、下位機種で再生出来なくなるなら16パート以上使ってるSMFはみない。
ていうか当時SC-88proなんて9万円の高級品だし…
音を複数鳴らすにしても、オシレーターなのかノートオンなのかチャンネルなのかで全然違う問題なのでちゃんと改めて1から勉強した方が良いんだなって思う。
3和音とかチャンネルのことも和音って言葉使って分かりにくくなってるのホントしんどい。
この間のプログラムチェンジ解決編
前回、入力シミュレータで0xC0の56をSD-90にInputすることでRomanticTpを呼び出せる事がわかりました。
0xC0とは
MESSAGEってなんじゃいって思ってた部分。
ここは鍵盤を叩いたのか何かしらの操作なのか音を変えたのか伝えるステータスバイト。
プログラムチェンジ(音色変更)の時は0xc0とのことです。
VALUE1=第二バイト=プログラムナンバー
音を選択するのは基本プログラムナンバー。
恐らく内部のインデックスが0から始まってるのでSD-90の57番=MIDIの56番なんでしょう。
じゃあPgmを一番上にしとけよって思うんですけど、127音以上を持つ音源の場合、LSB(Bank)のMSB(Sub)のプログラムナンバー(Pgm)という階層になってるのでこういう順なんだと思う。
とはいえ、GM音源プログラムナンバー57のトランペットに127*127ものバリエーションがあるわけないので、音色数1050を誇るSD-90でもあまりBankとSubの値は使わない。
音色セット(SD-90)
SD-90はGM音源でもクラシカルやコンテンポラリ、ソロなど複数のGM音源セットを持ってる。
本来これにBankナンバー振ってプログラムチェンジでコントロールするべき気がするんだけど、それぞれがごちゃまぜにならないようにか、完全に別で管理されてる。
なんで、RomanticTpを鳴らす場合は音源セットをSD-90側でSOLOにセットするか、SOLO音源セットを呼び出す信号を送らないといけない。
でないと、57番を呼んでも別のセットにBankされたTrampetやsolo Trampetっていう別のトランペット音色になります。
コンテンポラリの57番がソロトランペットって名前で、
ソロの57番がロマンティックTPなのがとても分かりにくい
結論
RomanticTpを鳴らす場合はSETをSOLOにする
PCの第二バイト56を送る。
SD-90の画面がRomanticTpになる!
ぶっちゃけハード音源に対してLive向いてない
ってことで好きなチャンネルで好きな音を呼び出す事が出来るようになったんですけど、Live自身はEDM特化のルーパー、サンプラー型のDAWなので、マルチティンバー音源に対応した複数チャンネルを持つSMFファイルを書き出せません。
要するに、MIDIファイルだけうpして、「各自GM音源で再生してください」ってやるアレが出来ない。
基本Liveの方針としては、MIDIをオーディオ化してサンプルとして弄れってことなんでしょう。
やっぱMIDIの操作って点ではRolandのお膝元にあったCakewalkのSonarの方が使いやすいかもしれない。
そんな感じで使い分けるべきなのかも。
総括
どうやって音鳴らすんじゃってずっと分かってなかったけど、最初の仕組みさえ分かればプログラムナンバー変えるだけだしじゃんじゃんオーケストラでもロックでもバラードでも作っていけるだろうなって感じ。
でも、操作がMIDIだけで全部MIXされた音が出力されるからこれを使いこなすのはまだかなり時間かかりそう。
3連休もっとこれについて考えてればよかったかも…