今日を生きる

あやめの花言葉は良い便り

ズートピアを今更見た

ディズニーアニメなんてミュージカル的進行でくさいセリフばかりで落ち着かない印象を抱いていて最近のものは見る気になってなかったんだけど感傷的で何にでも感情移入できそうな今なら感動出来る気がしてPS4で買ってみてみた。

 

それなら別にどんな映画でもいいんだけど、嫌儲でちょくちょくケンモメン達が『君の名は。』と比較してズートピアを褒めてたので『君の名は。』を褒めたがるオタクへの反骨精神で見た気持ちもある。

 

最近ストレス溜まってたからバラエティ動画をみても笑えないくらい落ち込んでいたんだけど、すべてが解決して警官になったニックに感動して泣いてた所にオチのフラッシュが現れて泣きながら声を上げて笑えた時素直に『面白い映画』だと思った。

 

見てすぐわかるパロディは多かったけどゴッド・ファーザーが出てきて「ゴッド・ファーザーだ」と言うような日本のアニメみたいな幼稚なパロディでもなく、きちんとマフィアがキャラクターとして馴染んでたから内輪受けのような寒気はなかった。

 

基本テーマは人種を肉食と草食に分けた差別がテーマで説教的な部分は多々あったけど、行方不明事件の犯人捜索の冒険ミステリーとして見られる出来でただ監督が説教をしたいだけに見えないよう作り上げられてるのもいい。

あとは、try everythingが今時なEDMで差別っていう説教的なテーマの物語の割に湿っぽく終わらなかったのが良かった。

 

多分、そういう所はディズニースタジオとして大勢で脚本が練り上げられてるからこそ誰かのエゴが失われてキャラクターを通して脚本家が言いたい事を代わりに言わせてる用に感じさせないんだと思う。

ただそういう作りは金を持ってるディズニーみたいな所でしか出来ないだろうけどその持ってる金が鬱陶しいだけのマーケティングのプロモーションじゃなくてきちんと作品にフィードバックされてるのが素晴らしい。

PS4でみるべきじゃなかったかも

残念だったのはストリーミングレンタルだったので、ちょくちょく回線が追いつかなくて(恐らくPSstore側が細い)SD画質に落ちて興ざめだったこと。

SD画質だと一本一本描画された毛並みの本当に存在してるかのような動物らしさが見えなくなってしまうので動物立ち上がって服を着て会話して文明的な生活をしてるズートピアのシチュエーションが台無し…

 

後は、字幕ごとエンコードされてるおかげで字幕消しも英語字幕できないこと…

意訳だから字幕と英語でニュアンスが違う部分もあるから英語音声だけにしてみたかったんだけどできなかったのと48時間なので明日には見られなくなってしまうのが残念。

まあでも500円でこんだけ長文書くくらいはしゃげたんだから何も損はなかったはず。買って(借りて)よかった。