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JIS慣用色

慣用色

JIS慣用色はJIS Z 8102に定義されている物体色の色名269色。

 

色彩検定の中でも理屈じゃない暗記かセンスかで脳の力を強く試されそうな慣用色名問題がなかなか難しい。

 

RGB、CMY、マンセルやPCCS、XYZ表色系のような色空間のためにパラメータで共通の色を定義する表色系と違って「○○の色」のようなイメージ先行で付けられた伝統色名や色々をJISが定義したものが慣用色なんだけど、ぼくは生成り色と言われても(これは白じゃないのか???)ってさっぱり色のイメージがつかなかったタイプだったからひたすら問題を解いて暗記していってます。

ちなみに生成り色は大体こんな色こんな色.

 (文字色だけだと明るくて分からないから背景を#9999ff(紫)にしてみた。相対的には結局白にしかみえないんだけど。)

 

あまりに真っ白の印象が強かったおかげで、逆に今はすごく淡い黄みがかった白を確実に識別できるようになりました。色名の由来は天然由来の無地の色らしい。

ただ、携帯アプリで見るのとPCで見るのじゃ色味が全然違って見えてこれでいいのかってなるけど…

 

どうでもいいけど、GAに出てくる一斤染め色は逆にこれ以上濃く染めちゃいけないよの平安時代最高級の染め色。

染料の紅花が高価だったらしい。

 

勉強してて思うこと

この問題を解いてて、JISで定義されている以上、嫌がらせ問題な訳でもなく名前から連想できる色であることは間違いないし普段から色彩に触れている直感的なタイプならきっと思い出す過程を飛ばして慣用色名できっちりその色を識別できるんだろうな。とよく思います。

 

ただ、JISに定義されていてもその中でわかりにくい嫌がらせに近い物が試験で出題されるのが世の常なんだろうけど…

(日本工業調査会にはもっと分かりやすく頑張ってもらいたいです。)

 

ともかく、そういう直感的なタイプって人は色の比較をしなくても光源色と認識した色から物体の物体色(分光反射率)を識別出来る視細胞(錐体)が特化した””センス””のある人間なんだろうなって勉強をすればするほど考えてしまいます。

 

 

絵画やデザインを見る目があればいいと思って完全趣味で勉強してるけどものすごく難しくてそれで楽しいです。

 

視細胞を鍛えられたら見るもの全てが楽しくなりそうな気がします。がんばろ。