ロシア人が「ネコゴゼ2巻ラストのロシアン・ルーレットがよく分からなかった」とツイットしていて、ぼくも斜め読みしてだらーっっと読んでたら展開がどう転がってるのかさっぱりわからなかったから「だろうなー」と思ったんで記事にすることもないしロシアンルーレットについて書く。
参加者
- 夜梅&鶯
- 三郎
目的
夜梅&鶯
三郎の救出。
そもそも、夜梅と鶯の身体能力でロシアンルーレットが成り立ってないので、ロシアンルーレット自体は救出の為の時間稼ぎでしかない。
三郎
完全に巻き込まれただけ。
アントニーダ大尉
場を荒らしに来た鶯、三郎のどっちかがロシアンルーレットで死んでくれれば面白い程度。
条件
夜梅が撃つのは自分ではなく鶯。
7連装銃中の1発が実弾、要するに1/7。
弾倉は好きに回して良い。
ちなみに、撃殻の6発は作中できちんと撃ってる。
結局
これだと鶯or三郎が死ぬルールなので夜梅の得は一切ない。
一巡目
ロシアンルーレット最初の一周目。
ここはまだ分かると思うけど一応。
夜梅&鶯のターン
いきなり6発を打ち始める。
夜梅&鶯には実弾が何処にあるのかはっきり分かってるって事を示す重要なシーンなんだけど、1巡目の1発目からこれなので「おいおい夜梅ちゃんはロシアンルーレットのルールも知らないのか???」と思うほど急なシーン。
決してこれはチキンレースではない。
三郎のターン
7連装銃で6発がSafeだったって事は次が実弾
当然夜梅の指示に従って弾倉を一つ回してから落ち着いて”カキン”
実弾の位置が明らかな状態じゃ勝負がつかないとアントニーダ大尉当然のクレーム。
ルール変更
アントニーダお姉ちゃん苦し紛れのルール変更(追加)。
- 引き金を引いた数だけ弾丸を追加
- その後にアントニーダ大尉が無作為(Random)に弾倉を回す
つまり、次回も6発を撃とうものなら6発が追加されるので7/7になってしまう。
どちらにせよ、最低、1発は撃たなくてはならないのでいずれは7/7=100%になって決着が付く。
関係ないが、
(何も細工はないはずだが…?)と冷や汗をかきながら弾倉をカチカチするアントニーダがかわいい。
二巡目
恐らくよく分からなかったであろう後半のロシアンルーレット。
夜梅&鶯のターン
この2人は何処に実弾があるかわかるので当然セーフ。
ただし、6発を撃つと三郎が次で死ぬので2発に抑える。
三郎のターン
夜梅も言ってる通り、2発が追加された為弾倉は3/7≒1/2で助かる。
問題
- アントニーダ大尉が弾倉を回した事。
- 三郎は実弾の位置が当然分からない事。
つまり、三郎だけ本当にロシアンルーレット。
しかも、当初の1/7から1/2にまで確率が上がってる。
そこでこの顔
ネタバラシ
そもそも夜梅達は重さと熱と匂いで実弾の位置がわかってるんだからロシアンルーレットなんて成り立ってないとハッキリネタバラシ。
次に”周囲の注意が疎か”や”持つべきは頼りになる相棒”と口上を並べて一本独鈷の建治に声をかけるが、建治は寝てるだけ。
これは、アントニーダ大尉達の注意をそらすためのブラフ(bluff)
注意を逸らした隙に鶯が笛を鳴らして視覚を奪った所で2巻終了。