今日を生きる

あやめの花言葉は良い便り

精神分析入門を読み始めた

フロイト精神分析入門

まだ冒頭50ページだけ。

まだ触りだけしか読んでないけど、どんな本なのかっていうとフロイトの講義を編集して本の形にした物でいかにも新書っぽい”である調”ではなく口語に近い”ですます調”でまとめられてるんで、本質は物凄く硬いけども語り口が柔らかくて読みやすいといえば読みやすい。

 

内容も講義に沿って(実際にそうだったかは知らないけど)第○○講と細かく章立てされてるから、ここからここまでって区切りもつけやすくて、講の冒頭で、前回の総論からじゃあ次に何を述べるかを提示して話が進むおかげで今、主題に何が置かれてるのか見失いがちにならない。

 

で、これなら読み進められるだろうってなんとなくページ数を見てみたら上巻だけで500ページ強。下巻も同じく500ページ強。で合計1,000ページ…ポケットサイズの文庫だったから舐めてたけど改めて見たらかなりの強者だった。ちなみに結構時間をかけた幸福論が270ページ。森田療法も200ページ。

 

今まで生きてて1000ページの文庫は一度も読んだこともないし精神分析入門を読み終わった頃には精神分析の知識より先に小学生向けの青い鳥文庫なら一日で読めるくらいの集中力を得てるかもしれないし、そうなる前に飽きてるかもしれない。

 

内容の感想

錯誤行為

『そもそもここで話を聞いてる時点で夢診断なり何かしら心理分析について知識があるのかもしれないけど、入門と銘打ったからには一から説明するんで。』って書いてある通りいきなり神経質症の人間の話じゃなくて、錯誤行為ってなんなのかそれってどうやって起きるのかって「いま関係あるの?」って序論の序論から入って50ページ読んだ所でもまだこの話すら終わってない。

 

錯誤行為

  1. 言い間違え
  2. 聞き間違え
  3. 書き間違え
  4. 読み間違え
  5. 勘違い
  6. etc…

こんな健常者でもやらかすことでも、言い間違えなら言い間違えた言葉が出てくる根拠があってそれがたまたまだとかそういうことはなく、自分がそう思いたいであったりこうであって欲しいとかこうしたいみたいな本心が現れてくるみたいな話が今のところ続いてる。

そんで、「こうやって論理的に改めて語るまでもなく過去の詩人はそれを理解して登場人物が語るに落ちるシナリオを作り上げているし読む人間もそれを解釈して読んでるよね?」と説いてる。

いずれきっと、この話から無意識の現れについて論ずるのかなって思いつつ今は序論をなんとなく読み進めてます。

 

飽きずに読了するために

スタンスとして、これが本当に講義だったとしたら一方的に話は先に進んでしまって頭に入ってなかった所を過去に遡る事はできない訳だし、まず最初はなんとなくで読み進める事を優先に進めて行きたい。そこで、もし本当に分からなくなったらその時に遡ればいいんだし、まず概略を知ってから後で「無意識ってなんだっけ?」って思った時にwikipediaではなくて、この本を開いて読み返す方がきっと有意義だろうしどんなに集中しようと一回読んで全てが理解できるとは到底思えないので、記憶上に本のインデックスをつけてくぐらいの気持ちで読み進めていくつもり。

 

もし、このブログにこうやって読んだ記録をつけた時の解釈に間違えがあったとしても、間違いに気付いた時に「あの時は馬鹿だったなあ」と思うだけだろうしそう思った時は頭が良くなってるんだろうと思い込んでいって気にせずやっていきます。